初めまして、赤ゴジラと申す者です。
シーズン9で初のレート2000を達成できたので記念に記事を書こうと思いました。拙い文章かもしれませんが読んで頂けると幸いです。
〈パーティ完成まで〉
ヌメルゴンを使いたいところからスタート。
次にヌメルゴンと相性の良い鋼枠の中から火力が魅力的なクチートを採用し、クチートとのシナジーや環境に多い速いポケモンや積みポケモンへの切り返しを意識してトリルを使いたいと思い、ヤドランを採用した。レヒレやテテフが重いPTなのでドクZを持たせた。
ここまで地面と電気の一環があり、リザXや雷パンチ持ちのバシャーモが辛かったので霊獣ランドロスを採用し、PTの素早さラインが低めな事からスカーフを持たせた。
残り2枠は最後まで悩んだが、スイクンやゲッコウガの様なフェアリー複合でない水にも強めなキノガッサと、地面に強い鋼枠やPTで重めなガルーラやミミッキュに強く出られるアッキウルガモスの採用に至った。
〈個体紹介〉
ヌメルゴン@イアの実
性格 冷静
特性 草食
実数値191(204)-129(68)-99(68)-157(100)-179(68)-90
技構成 火炎放射 冷凍ビーム 地震 岩雪崩
調整意図
コケコの無補正マジカルシャイン2耐え
霊ボルトロスの特化めざ氷29.3%〜34.5%(乱3 3.3%)
特化ガッサのマッパ 36.1%〜42.9%
無振りカグヤのベビボン43.9%〜51.8%(乱2 9.9%)
無振りリザYへの岩雪崩 99.3%〜117.6%(乱1 87.5%)
主な役割対象 カプ・コケコ、リザードンY、キノガッサ、霊獣ボルトロス、ヒードラン、ウルガモス、ナットレイ ジャローダ モロバレル ロトム カプ・ブルル etc
相棒兼嫁ポケ。このポケモンが使いたくて組んだPTである。~~600族が弱いわけがないのだ~~
現環境では高火力物理勢やミミッキュを筆頭としたフェアリー勢が蔓延してるので逆風が吹いている。逆に強みは、①特性草食による宿り木や胞子の無効化、②圧倒的な特殊耐久とそれを活かせる耐性、③両刀の広い技範囲があげられ、現環境でも通用するスペックはある。
技構成は草食を生かすための火炎放射、カバ対策やマンダの起点回避のための冷凍ビーム、ヒードランやコケコ意識の地震、メガリザYやウルガモス対策の岩雪崩にした。特攻種族値と攻撃種族値が10しか違わないのに物理技が全然警戒されず、ドランが後投げされたりウルガモスが対面で蝶舞したりするのでそいつらを葬った回数は数知れない。また、物理耐久も紙では無いので捨て身の無いマンダや特殊に薄いランドロスなど、4倍弱点を突けて一撃で落とされない相手にも対面からなら勝つ事ができる。
無理な相手にはとことん無理だが役割対象にはかなりの安定感があった。
選出率4位
クチート@メガストーン
性格 意地っ張り
特性 威嚇→ちからもち
実数値(メガ後) 157(252)-172(252)-※-145-116(4)-70
技構成 じゃれつく 叩き落とす 不意打ち 冷凍パンチ
ヌメルゴンと相性の良いメガシンカ枠として採用。相手のPTにボーマンダかギャラドスがいたらほぼ選出し、ミミッキュとポリゴン2がいたら9割方選出していた本構築のエース。
技構成はじゃれつく、不意打ちまでは確定で残り2枠を交代読みや輝石持ち、ゲンガー等に撃つはたき落とすと地面に打つ冷凍パンチにした。ランドロスの被選出率が高いのとカバルドンが環境に多かった事から、冷凍パンチは効果的だった。
後述するヤドランのトリル展開から決めるルートと、威嚇込みの耐久で繰り出していくルートを生かた立ち回りを主にした。ただし、上からの高火力の特殊Z(ゲッコウガやコケコ等)であっさり落ちるのでもう少しDに割いても良かったかもしれない。
ちなみにじゃれ外しは確率通りであった。
選出率2位
ヤドラン@ドクZ
性格 控えめ
特性 再生力
実数値 195(196)-※-130-167(252)-108(60)-50
調整はこちらを参考にしました(無断転載ですので不都合があれば消します)
http://uzura-egg.hatenablog.com/entry/2017/11/17/021954
この構築の最大の地雷枠にしてMVP。この構築で最もレヒレとテテフを倒したポケモンである。
トリル枠として採用した理由は、バシャやルカリオ等の格闘勢とランドやマンムー等の地面勢に強く出られる点、炎技に耐性がある点、再生力によるクッション性能、メガ枠やZ枠の撹乱を考慮したからである。
このPTはテテフやレヒレに薄いので、半減読みで受け出すか初手で対面させる様に努力した。ゲップZの火力はH252レヒレに対して中低乱1発だが耐久を削ったレヒレが結構多かったので環境的には追い風だった。
またサイキネを採用する事で耐久型を想定して積んでくるアーゴヨンや、トリル下で死に出しされるゲンガーを倒す事もできる。
こいつの初見殺し性能は尋常じゃなく、ドクZが決まれば相手を3タテする事あった。
選出率1位
霊獣ランドロス@拘りスカーフ
性格 陽気
特性 威嚇
実数値 165(4)-197(252)-110-※-110-157(252)
技構成 地震 岩雪崩 馬鹿力 蜻蛉返り
地面と電気の一貫を切りつつ威嚇を撒き、蜻蛉返りで偵察もサイクルも出来る有能なおっさん。
積み技に対するケアの1つとしてと、PTのSラインが遅い事からスカーフを持たせた。スカーフを持つことでゲッコウガやコケコ、ゲンガーなどの環境にいる高速ポケモンの大体に有効打を持っている他、終盤のお掃除役として上から殴るのが無難に強かった。
とりあえず出せば活躍していた印象であった。
選出率3位
キノガッサ@気合の襷
性格 意地っ張り
特性 テクニシャン
実数値 135-200(252)-101(4)-※-80-122(252)
技構成 タネマシンガン マッハパンチ 剣の舞 キノコの胞子
スイクンや水ロトムといったフェアリー複合で無い水枠や、ポリ2やドヒドイデ等の低速サイクルに対抗するために採用した。
この枠は当初ジャローダを使用していたが、構築全体で重いゲッコウガに弱い点やガッサの高い対面性能を考慮した結果こうなった。剣の舞を採用する事で崩し性能もある程度維持できた。
選出率は一番低かったが、出した試合では活躍してくれ印象。
選出率6位
ウルガモス@アッキの実
性格 臆病
特性 炎の体
実数値 191(244)-※-102(132)-156(4)-126(4)-149(124)
技構成 炎の舞 蝶の舞 鬼火 羽休め
準速ミミッキュ抜き
対ガルーラ、ミミッキュ、ハッサム等の重い物理枠への対抗手段と炎打点を合わせ持つポケモンとして採用。
大体の物理アタッカーに火傷が入れば蝶舞と羽休めで起点にして全抜きを狙える。舞ってしまえば特殊へ方面の耐久も上がるのも強み。火傷とアッキの効果は凄まじく、ランドやガッサの岩石封じも受かる様になるほどであった。
耐久が火傷ありきな点は留意して立ち回る必要があるが、詰ませ性能は高く感じた。
選出率5位
〈基本選出〉
・クチート+ヤドラン+@1
1番多い選出。8割くらいこの選出である。
胞子や電気が目立つならヌメルゴン、ヤドランで止まらない炎枠や電気にはランドロス、妖複合ではない高耐久水や低速受けサイクル系にはガッサ、鋼が辛い時や炎技の通りが良ければウルガモスを入れる流れになりがちだった。
ヤドランがトリル貼る余裕がない時に多い選出。サイクル戦になる時はHP管理に気をつけるべし。
〈辛い相手〉
人によって感じ方は違いますが一応…
初手ガッサかランドで蜻蛉がほぼ確定なレベル。ヤドランやヌメルゴンはクッションにする。
ガッサの胞子やタネガンで誤魔化すのは運が絡み、ウルガの起点にするのは補助技次第。
・メガフシギバナ
無理。ウルガ出しても裏で大体止まる。トリル下でヤドランへの後投げならワンチャン…
・サンダー
余裕の少ないウルガで舞うかクチートでゴリ押す。ヌメルゴンは火力不足
・受けループ
・イーブイバトン
無理。あまり遭遇しなかったのがry
〈終わりに〉
初めてのレート2000をヌメルゴン入りで達成できた事は素直に嬉しく、この構築についても自分のやりたい事を通せたり、自慢の型が上手くハマったりしたりと使っていて楽しい構築だと思える等充実したシーズンでした。反面、レートが上昇するに連れてプレイングや構築力をもっと鍛える必要性がある事も痛感させられたシーズンでもありました。来シーズン以降もポケモンを楽しみながら勝てるように励んでいきたいです。
上が最高レート、下がPGLで確認できた最高レート、最終は1924でした。
ここまで読んでくださったありがとうございました。質問やご意見等はTwitterの@redgoodraまでどうぞ。
〈追記〉
このPTのQRです。興味があれば使ってみてください。
https://3ds-sp.pokemon-gl.com/rentalteam/usum/BT-BD40-418B
〈追記〉
5/16 トレーナーカードを修正しました